動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。 現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 このブログでは今月18日(木)、25日(木)に オンラインの無料説明会を開きます。 ■日時 ①5月18日(木)15時~ ②5月25日(木)20時~ 無料説明会では、これから動画の副業や転職を考える人に向けてお話ししていこうと思います。
そこで、説明会に先駆けてこれからの動画のお仕事についてお話ししようと思います。 動画スクールという新しい事業を始めたことをきっかけに、様々な方々とお会いする機会が増えました。 先日、若い頃から大変お世話になっているディレクターの大先輩に、今後のAI編集のお話をしました。 すると、その先輩は、 「AI!? そんなもんに編集ができるか!」 と一蹴されました。 実は、先輩の気持ち、私には痛いほど分かるんです。 私たちの心のどこかには先輩と同じように、AIに俺たちの仕事ができるわけがないという思いがあるはずです。 むしろ、そういう気概がなければよい仕事ができないという側面もあるでしょう。 ただ、一方でそうした職業意識とは別に、技術をしっかりと評価する目も必要かなと思っています。 もうすでに、Premiereにおいて、自動文字起こしやカラーグレーディングなどのAI機能は、十分に使えるレベルになっています。 (だんだんとグレードアップされています) 予告されている、『文字起こしベースの編集』や、 雰囲気を伝えるだけでそのとおりにカラーグレーディングしてくれたり、 動画シナリオのデータを読み込んでその通りに編集してくれたり、 といった機能も最初はいろいろ不具合があるかもしれませんが、あっという間に学習・改善されることと思います。 AIを使いこなせる人と、旧来の編集を行っている人との格差が産まれることは間違いありません。 その格差は、そのまま仕事そのものに影響してきます。 まず、クラウドソーシングに発注される仕事の質が変わってきます。 今まで高い編集技術やデザイン力がなければ請けられなかった仕事を 副業として請けられるようになってくる可能性があります。 また、確実に企業内で動画を作る『インハウス化』が加速します。 これまで重要視されたデザインはAIがかなり担ってくれるはずです。 では、AI時代に動画の仕事をするときに求められる新たなスキルとは何か? 無料説明会で詳しくお話ししようと思います。
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動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。 現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 このブログでは今月18日(木)、25日(木)に オンラインの無料説明会の告知をしてきました。 ■日時 ①5月18日(木)15時~ ②5月25日(木)20時~ 内容の大筋な変更はないのですが、ある要素を加えなければならず、
必然的にタイトルを変更させていただきました。 それが、AIです。 そこでタイトルを 【AIで激変!? 転職・副業 動画を仕事にする方法】に変更しました。 ChatGPTが様々な業界で話題独占しています そんな中 先月AdobeからAIを使った近未来像が発表されました。 その内容が実現されれば動画の仕事が大きく変わるほどの インパクトを与えることは間違いありません。 そこで 当初予定していた内容に加えてAIの要素を加えてお伝えします。 動画の仕事は大きく変わり 新たなチャレンジをする機会はますます増えます。 転職 副業 新規事業 自社広報 動画を仕事にしたいと考えている全ての皆さんに これからどんなことが起こるか そして 今後どんなスキルを身につければよいかお伝えします。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。 現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 今月18日(木)、25日(木)に 『動画を副業にするためにセミナー』と題してオンラインの無料説明会を行います。 ■日時 ①5月18日(木)15時~ ②5月25日(木)20時~ 無料説明会に先駆けて、動画と副業をテーマにお話ししたいと思います。
動画の副業は、その代名詞ともいえる『動画編集』です。 今でも、『動画編集』が一番の近道であることは間違いありません。 動画編集の副業で稼ぐためのテッパンのロードマップは、以下の通りです。 ① 環境を整える(PC 編集ソフト) ② スキルを身につける (独学orスクール) ③ 実績をつくる(友達の仕事 タダでも請け負う) ④ ポートフォリオをつくる ⑤ クラウドソーシングを利用 ⑥ SNS(YouTubeなどで宣伝) テッパンというだけあって、よくできた仕組みだと思います。 地道にこの道を進む、というのも一つの選択肢だと思います。 ただ、このロードマップを愚直に進むだけでよいか…敢えて疑問を呈したいと思います。 上記の情報は、ネット上に流布しています。 なるほど、こうすれば稼げるんだ、フムフム…とはじめた人は大変多く、つまり、このロードにはライバルも多いわけです。 1件5000円のYouTube編集にも、多くの希望者が募り競争率が激しくなる上に、単価も下がってきます。 少し、角度を変える必要があります。 強みを見つける誰もが、自分だけの強みを持っています。 その強みと動画編集を組み合わせれば、固有のものができる可能性があります。 たとえば、前職が営業だったならば、営業職と動画編集を組み合わせる。 自分がノウハウを持っていれば一番よいのですが、持っていない場合は、身近な先輩や同僚ですごく営業がうまい人を観察し、 そのノウハウを取材して、一本の動画にしてみる。 そんなこともできます。 自分が歩んできた人生のうち、失敗も含めて全て強みになると私は考えます。 まずは、自分の強みを見つめることからはじめてみてはいかがでしょうか? その強みを活かして、YouTubeチャンネルをつくる、あるいはポートフォリオをつくることをおすすめします。 強みを活かせる技術ただ、この強みを活かすためには、企画力、構成力といったチカラが必要です。 YouTubeの場合、撮影も自分で行い、まさに、動画1本作るチカラが必要になってきます。 この体験は、間違いなくスキルが上がることと思います。 そして、これができるのも本業という柱を持っているからこそです。 今後、転職やフリーランスへの道筋を考えている方は、目先の利益にとらわれず、動画制作をゼロから習作に取り組むことが、 結果的にたくさん稼げる近道になることと思いますし、何よりも、動画の楽しさをより知る事が出来ると思います。 これらのことは、ほとんど全て独学で行うこともできると思います。 ネット上には様々な情報があふれています。 無料で学ぶ事は可能です。 ただ、本業を抱えている皆さんには時間がありません。 短時間で効率的に学びたいという方のために、動画スクールPAVIOSでは様々なカリキュラムをご用意しています。 その辺りも、無料説明会でお話したいと思いますので、 お時間のある方は是非参加してください。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。 現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 今月18日(木)、25日(木)に 『動画を副業にするためにセミナー』と題してオンラインの無料説明会を行います。 ■日時 ①5月18日(木)15時~ ②5月25日(木)20時~ 無料説明会に先駆けて、動画と副業をテーマにお話ししたいと思います。 動画で副業といえば、まず、思い浮かぶのが『動画編集』ではないでしょうか? 動画編集の副業で収入を得るために、最低限必要なスキルをご紹介します。 基本的なスキルとは次のようなものです。 ①カット編集 ②テロップ作成 ③効果音・BGM挿入 ④モーション ⑤エフェクト ⑥カラーグレーディング ⑦サムネイル作成 それぞれ詳しく説明します。 ①カット編集 動画編集の基本は、動画の使用したい部分だけを切り取って並べる作業です。 並べる場所をPremiereProではシーケンスと呼んでいます。 カット編集とは、シーケンスに動画素材を何も加工せず並べる状態です。 ②テロップ入れ 動画にテロップ(字幕)を入れること。 ③効果音・BGM 動画に効果音やBGMを入れること。 ④モーション 動画の位置や大きさをだんだん大きくしたり、小さくしたりするなど動きをつけることです。 エフェクトコントロールとキーフレームについて、知る必要があります。 ⑤エフェクト 動画に特殊効果をつけること。 ⑥カラーグレーディング 動画の色を補正すること。 かつては専門的な知識が必要で難しい技術とされていましたが、 Premiereでは、AI機能が搭載されかなり簡略化されています。 ⑦サムネイルの作成 こちらはPremiereではなく、Photoshopの技術が必要です。 Photoshopはデザインをする上で、高頻度で使用するので一通り扱えるようにしておく必要があります。 動画編集で副業をはじめるデメリット 動画編集の副業には、デメリットもあります。 次の通りです。 ①初期投資・初期費用が高い ②人によっては動画編集が合っていない人もいる ①初期投資・初期費用が高い 動画編集の副業は、ツールが何もない状態から始めようとすると、初期費用(初期投資・コスト)が高めです。 動画編集の副業をはじめるためには、 ・パソコン 15万円~25万円 ・動画編集ソフト 年間およそ 4万円~ この2つは最低限必要です。 ②人によっては動画編集が合っていない人もいる どんな仕事も同じかもしれませんが、動画編集に合っていない人もいます。 例えば、 ・コツコツ作業が全くできない ・納期を守るのが苦手 ・パソコン操作が苦手 ただ、自分が合っているか、合っていないか、事前に分かる人はほとんどいないでしょう。 『PAVIOS Premiere講座』そこで、PAVIOSでは、『PAVIOS Premiere講座』をリリースしました。 こちらは対面型の動画編集講座です。
スクールでパソコンと編集ソフトをご用意しますので、 興味はあるけど初期投資をする勇気がない、という方には、おすすめです。 PAVIOS Premiere講座では、7つのスキルのうちPremiereが担う6つのスキルを3日間で学ぶことができます。 無料説明会では、この講座についてもお話ししますので、 まずは、無料説明会の参加をご検討ください。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。 現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 今月18日(木)に 『動画を副業にするためにセミナー』と題して無料説明会を行います。 無料説明会に先駆けて、動画と副業をテーマにお話ししたいと思います。
副業をはじめようと考えたとき、皆さんが考えることはこんなことじゃないでしょうか? 『なるべく早く』 『簡単に』 『たくさん稼ぎたい』 数年前の動画編集の仕事は、まさにこの条件にフィットしていました。 YouTubeの拡大で需要も急増。 クラウドソーシングで仕事を探すことが出来る。 さらに、動画編集は簡単で早くスキルが身につけられる。 しかし、あっという間にその時期は終わってしまいました。 多くの動画編集者が参入して、競争が激化。 価格競争が始まり、単価が下がる。 「動画編集はオワコンだ」と、ネットでささやかれるようになっています。 ただ、私はオワコンだとは思っていません。 答えはシンプルです。 動画の仕事は、これからますます増えていくからです。 ほとんどの企業でホームページを作成していますが、テキスト(文字)と写真がベースになっています。 これからは、確実に動画も選択肢として考えられるようになり、少しずつ置き換わっていくことは間違いありません。 学校の教科書や参考書も今は紙ベースですが、一部、動画に置き換わる可能性もあります。 実技を伴うマニュアルは、動画との親和性があります。 また、心情に訴える場合は事例やインタビューが効果的です。 動画が増えていく以上、その動画をつくる人は絶対的に必要になってきます。 問題はどんな人材が求められるかを考える必要があります。 これまでと同じ感覚で、動画編集ソフトのスキルを身につけ、デザイン力やオペレート力を上げれば仕事が増えるかというと私は違うと思います。 動画の仕事は今、まさに、次のフェーズに移ろうとしています。 そのカギを握るのは『AI』だと私はみています。 今、動画編集のジャンルではAIの波が押し寄せてきています。 では、AIが得意な事は何か。 AIができないこと あるいは、AIが苦手なことは何か。 そのことを踏まえて動画副業へのロードマップを練り直す必要があります。 この辺りのお話しをじっくりさせていただきますので、 是非、無料説明会にご参加ください。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。
現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 動画編集において差がつくのは、出来上がりのクオリティもさることながら、仕事に掛かる時間です。 同じクオリティならば、お客さんは早く仕事を仕上げてくれる人にお願いするでしょう。 私は、自分が言うのも何ですが、編集速度はかなり速いほうだと思います。 自らなぜ速いのか分析して、皆さんのお仕事の参考にしていただければと思います。 ① 効率的な撮影編集の話をするのに、なぜ、撮影なのか? 疑問に思うかもしれませんが、撮影と編集は連動しています。 撮影は、編集を想定して行われるものでなければなりません。 いくら編集技術があっても、編集のことをあまり考えていない動画素材を渡されれば、編集作業は苦労することになります。 ですから、私が編集をするときは撮影も自分で担当します。 クライアントからの持ち込み素材は極力お断りし、自分できちんと撮影も関わらせてくださいとお願いします。 そうでないと、きちんとしたクオリティの映像を提供できる自信がないからです。 さらに言うと、効率的な撮影のためには前準備も必要です。 台本、構成は事前に作らなければなりませんし、撮影の漏れがないようにスケジュールにきちんと明記する必要もあります。 タイパのために、準備を疎かにすると、かえって後にタイパが悪くなることになります。 そして、準備を疎かにする方がタイパは確実に悪いことが多いです。 ② オペレート皆さんは、【ブラインドタッチ】はできますでしょうか? キーボードを見なくても文字を入力できる状態です。 動画編集においても、キーボードを見なくてもさまざまな操作ができる状態にしておかなければなりません。 ここでは、ショートカットの詳細についてはお話ししませんが、キーを打つことを意識せずに自然に指が動いてショートカットキーを使いこなせるようになってようやく、スタートラインだと思って下さい。 ただ、とくに若い世代は、ここまで行き着くのに時間はあまり掛からないと思います。 キー操作は、一番最初に超えられるハードルだと思います。 ③ 遠慮なくテンプレートを使う今は動画編集をする人が増えてきたので、様々なテンプレートが存在します。 きちんと演出に合うものを選択しなければなりませんが、これらを効果的に使用することはタイパがよいですし、クオリティも上がります。 ④ スクリプト素材が大量にある場合、どこにその素材があるのか、探すだけで時間が掛かってしまいます。 編集を始める前に、きちんとスクリプトを作成して記録しておけば、素材を選ぶのに効率的です。 ⑤ 粗編すべての尺ができあがる前にエフェクトや色調整・テロップいれてしまう人もいるかもしれませんが、効率がよくありませんし、修正するときにテロップを消してしまったなんてミスが起こらないとも限りません。 まずは、いっさいのエフェクトをせず、場合によってはインサート映像も入れずに、1回粗編集をすることをおすすめします。 そこで、全体の流れを確認して、修正を行い、それからエフェクトやテロップを入れていくとタイパがよいでしょう。 ⑥ 物事を大づかみに考える仕事に時間の掛かる人は、細かいことが気になって前に進めないことが多いです。 まずは、いろいろ細かい気になるところがあっても、「エイヤー」と作業していくことをおすすめします。 その際、作品を大づかみに捉えることが重要です。 よく「木を見て森を見ない」という言葉がありますが、常にその言葉を頭に入れておきましょう。 今、見ているのは木なのか、森なのか、作っていると分からなくなってしまうかも知れませんが、森を見る訓練は必要です。 ⑦ 仕事の流れを覚える編集に時間の掛かる人は、そもそも仕事の流れが分かっていないことが多いです。 編集準備→粗編→エフェクト・字幕→音楽→チェック というのが、私の動画編集をするときの流れです。 ただ、これが正解ではありません。 自分なりのやりやすい、タイパが一番よく、クオリティが上がる流れを見つけ出すことが重要です。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。 現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 今回は、『動画企画の3T』というテーマでお話しした YouTube動画をアップロードしましたのでご案内します。 動画クリエイターの醍醐味の一つが、自分の好きなことを動画として表現できることではないでしょうか。 ただ、仕事として動画制作をする以上は、好き勝手に作ることはできません。 「こんな動画を作りたい」というクライアントからの依頼があり制作するのです。 「いや、このジャンルはあまり知らないから請けられません」 と突っぱねてしまうと仕事の幅も広がりません。 どのようにして、動画の企画と向き合えばよいのか。 それには、3つのTが必要だと私は考えました。 その3つのTとは… 是非、動画をご覧ください。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。
現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 今回は、『動画撮影』についてお話しします。 1人1台スマホを持っている時代になり、いつでも誰でも動画を撮影出来るようになりました。 ただ、どうやって撮影すればよいかについては分かっているようで分かっていない人も多いのではないでしょうか? そこで今日は、撮影についての『基本の“キ”』について詳しくお話ししたいと思います。 ズーム・パンの多用は禁物 【パン】 カメラが苦手な人がよくやりがちなのが、カメラを動かしすぎるということです。 カメラを横に動かすことをパンと言いますが、やたらにパンをする人がいます。 パンをしてはいけないということでは全くないのですが、パンをすることで以下のようなデメリットがあることも頭の中に入れておく必要があります。 ①ゆっくりすぎると、時間が掛かりすぎる。 →見ていると退屈に感じる ②ハンディ(手持ち)でパンをすると、ブレブレになる。 →見ていて気持ち悪くなる ③パンが速すぎると、何が映っているか分からない。 安易にパンすることだけを考えず、広いサイズを撮影して、続いて狭いサイズを撮影、2つの映像を編集して組み合わせるなど、他の方法も視野に入れて撮影するとよいです。 【ズーム】 ズームについても同様です。 スマホなどでピンチアウトすると簡単にズームできますが、ズームするデメリットもあります。 ①画質が落ちる →スマホなどはデジタルズームといってレンズでズームしているわけではなく、モニターを拡大するようにズームしているので画質が落ちます ②ぶれる →手ぶれ補正でかなりブレが少なくなったとはいえ、ズームをするとそれだけブレも大きくなります ③落ち着かない →テレビでよくみられるズームはカメラマンが滑らかにズームしているのでよいですが、スマホなどですとどうしても急にズームしたようになり落ち尽きのない映像になりがちです 被写体や撮影条件にもよりますがズームではなく、近づいて撮影できないか検討しましょう。被写体に近い方が、画質もきれいですし、よりよい映像が撮影できることが多いです。 太陽はどこにある? 外で撮影する場合は、常に太陽がどこにあるか考えながら撮影しましょう。 被写体が太陽を背にすると、逆光になり顔が黒くなってしまいます。 逆光が絶対にダメというわけではありませんが、逆光になると撮影しづらいということが分かることが大切です。 一番は、太陽の位置を全く気にせず撮影して、結果、あまりよい映像が撮影できなかったという事態は避けたいものです。 音声を軽視する傾向 撮影のとき、絵ばかり気にしていて、音声が軽視されがちです。 私が思うに、動画撮影で最も気をつけなければならないのが「音声」だと思っています。 音声で作品の質が大きく左右します。 魅力的な映像を撮影しても、音質が悪い作品は視聴者が動画を見ない恐れがあります。 スマホ撮影の場合、カメラの近くにマイクが設置されています。 カメラに近い位置で話せばクリアに音が入りますが、 カメラを別のところに向けると、音が入らなくなります。 場合によっては、外部マイクを使用することをおすすめします。 また、人が画面の中で話すシーンがなければ、 編集でナレーションを入れたり、撮影時に音だけ収録して別の映像に差し込むなど工夫するとよいでしょう。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。
現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 最近では、webライターの方が動画編集にチャレンジする、というケースも増えてきました。 私自身、もともとディレクターですが、15年ほど前から執筆もはじめ、 今では、売上の3割程度がライティングになっています。 2つの仕事をしている立場から、それぞれの違いと共通点についてお話ししたいと思います。 共通点① 文章力ライターが文章力を求められるのは言わずもがななので割愛します。 では、動画クリエイターはどうか。 あくまで、私が歩んできたテレビの世界で言うと、ディレクターとして続けられるか否かの分水嶺になるのは、 台本を「書ける」「書けない」かでした。 テレビの世界を夢見て働き始めた人に対して最初に立ちはだかるのが、原稿が書けるかどうかでした。 つまり、「書く」ということは、動画制作についても極めて重要だということです。 今は、動画編集専門の職種が増えてきました。 ですから、昔ほど「書く」ことは必須条件でなくなってきていると思います。 ただ、内容を要約して適切な文言のテロップ原稿を作成するというのは、国語力の要する作業です。 動画編集においても、文章力は無縁ではありません。 ただ、どの程度の文章力が必要かというと、いわゆる文学作品を書けるほどの表現力や流麗な文章は必要ないと思ってます。 むしろ、言いたいことを適切な表現で端的に言葉にするチカラが求められます。 一番大切なのは、何を思うかです。 そして、思ったことをどの程度言葉にできるか、言語化能力が問われるのです。 最低限の文章力というのは、バスのチケットに例えています。 チケットを持っていないと、そのバスに乗ることすらできない。 それは現実です。 ただ、チケットを持っている人は、意外と多いのではないかと思っています。 違う点① 文章のセンテンス動画の場合は耳で聴くので、1つの文章にいろんな意味を含んでしまうと理解してもらえません。 1センテンスを短くして、原則1つの文章に1つの意味を持つようにしています。 記事の場合も、1つの文章に様々な意味を含んでしまうのは好ましくありませんが、動画ほどシビアではありません。 むしろ、センテンスを細かく分けず、一文で語りきることも重要な要素です。 さらに、耳で聴くという意味では、動画の方がよりわかりやすく平易な言葉が求められます。 例えば今、「平易」と書きましたが、動画では「平易」という言葉は聞きづらので、 「簡単な」という言葉を選ぶ、など言葉選びが少し変わってきます。 ただ、これらの文章論は答えのある話ではなく、あくまで私が経験してきた中で得た知見から申し上げているものです。 コンテンツごとに求められる文章は変わってきます。なぜなら、記事を読む対象や視聴対象が変わってくるからです。 これらの原則は必ず守らなければならないというものではありません。 しかし、原則を知っておくと崩すときにも違ってきます。 原則を理解した上で、確信犯的に崩していく、これが長く表現の世界で生きていくコツだと私は思います。 共通点② 構成力ライターと動画クリエイターともに求められるのが構成力です。 1つの記事、動画をきれいな流れで構成していく力は必須で求められる技術です。 いかに組み立てれば、興味を抱き、わかりやすいかを考えるのは、記事も動画も基本的には同じだと思います。 違う点② 絵の力動画の構成において、論理が重要な話をした後で恐縮ですが、動画の場合、論理を超えて考えなければいけない時があります。 それは、絵に力があるときです。 力のある絵は論理を超えます。 5年ほど前に、NHKで大分の車いすマラソン大会を取材しました。 ブラジルの選手が地元のそば屋さんでサンバの歌を歌うシーンがありました。 実は論理的に考えるとそのシーンは構成しづらかったのです。しかし、とてもよいシーンなので、このシーンを効果的に組み込めるように構成し直したという経験があります。 こうした経験は、ライティングではありませんので、動画ならではだと思います。 今日は、動画クリエイターとライター 違いと共通点についてお話ししました。 それぞれ違いもありますが、コンテンツを作るという意味で共通しているところも多いと私は思います。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。
現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 動画編集をするときに、テンプレートを使うことはありませんか? フィモーラなど、動画編集ソフトでは標準で優れたテンプレートが使用できます。 このテンプレートを使うと簡単にかっこいいおしゃれな動画を作ることができます。 しかし、使い方を間違えると、諸刃の剣になりかねません。 テンプレートが有効な案件①オープニング動画のオープニングには、派手なエフェクトの見栄えがする演出が要求されることがあります。 そんなときは、テンプレートを活用するのも一つの選択肢です。 ただし、派手ならばよいというわけではありません。動画のコンセプトに合うテンプレートを選択する必要があります。 クライアントから、「なんで、このオープニングにしたの?」と聞かれたときに、きちんと答えられるものを選びましょう。 ②結婚式結婚式やクリスマスなどのイベントものは、定型が決まっていてテンプレートの数も多いので上手に利用すると、効率的によい動画が制作できると思います。 ③スライドショー動画や静止画が流れていく、スライドショーもテンプレートとの相性がよいです。 テンプレートに頼らなくてもよい人はあまりいない今、ほとんどの動画クリエイターがテンプレートを使用しています。 私も、その1人です。 同じものをゼロからAfterEffectなどで作成すると、膨大な時間がかかりますし、テンプレートと同じクオリティのものはなかなかできません。 もちろん、AfterEffectでゼロから作れるスキルがあり、デザイン力や映像の構成力で勝負できる方は、無理にテンプレートを使用する必要はありません。 しかし、その数は決して多くないという現状を私は隠しません。 テンプレートの使い方テンプレートを使えば、素晴らしいものが作れるかと言えばそうではありません。 適切なものを選び必要に応じて加工したり、他の動画と混ぜ合わせたり工夫が必要です。 テンプレートは有効な手段です。 ただ、言い方を変えると、「手段」でしかないということです。 派手なエフェクトに頼りすぎて構成をおろそかにしていると、本末転倒です。 動画には、動画の果たす役割・使命があります。 その使命を果たすために最善の策を選び、一つの形にするのが動画編集です。 「派手に見栄え良くつくればいいだろう」 とは、決して思わないでください。 クライアントから、その要望があったとしても、“さらに…”を考えることが必要だと私は思うのです。 |