動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。
現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 動画編集において差がつくのは、出来上がりのクオリティもさることながら、仕事に掛かる時間です。 同じクオリティならば、お客さんは早く仕事を仕上げてくれる人にお願いするでしょう。 私は、自分が言うのも何ですが、編集速度はかなり速いほうだと思います。 自らなぜ速いのか分析して、皆さんのお仕事の参考にしていただければと思います。 ① 効率的な撮影編集の話をするのに、なぜ、撮影なのか? 疑問に思うかもしれませんが、撮影と編集は連動しています。 撮影は、編集を想定して行われるものでなければなりません。 いくら編集技術があっても、編集のことをあまり考えていない動画素材を渡されれば、編集作業は苦労することになります。 ですから、私が編集をするときは撮影も自分で担当します。 クライアントからの持ち込み素材は極力お断りし、自分できちんと撮影も関わらせてくださいとお願いします。 そうでないと、きちんとしたクオリティの映像を提供できる自信がないからです。 さらに言うと、効率的な撮影のためには前準備も必要です。 台本、構成は事前に作らなければなりませんし、撮影の漏れがないようにスケジュールにきちんと明記する必要もあります。 タイパのために、準備を疎かにすると、かえって後にタイパが悪くなることになります。 そして、準備を疎かにする方がタイパは確実に悪いことが多いです。 ② オペレート皆さんは、【ブラインドタッチ】はできますでしょうか? キーボードを見なくても文字を入力できる状態です。 動画編集においても、キーボードを見なくてもさまざまな操作ができる状態にしておかなければなりません。 ここでは、ショートカットの詳細についてはお話ししませんが、キーを打つことを意識せずに自然に指が動いてショートカットキーを使いこなせるようになってようやく、スタートラインだと思って下さい。 ただ、とくに若い世代は、ここまで行き着くのに時間はあまり掛からないと思います。 キー操作は、一番最初に超えられるハードルだと思います。 ③ 遠慮なくテンプレートを使う今は動画編集をする人が増えてきたので、様々なテンプレートが存在します。 きちんと演出に合うものを選択しなければなりませんが、これらを効果的に使用することはタイパがよいですし、クオリティも上がります。 ④ スクリプト素材が大量にある場合、どこにその素材があるのか、探すだけで時間が掛かってしまいます。 編集を始める前に、きちんとスクリプトを作成して記録しておけば、素材を選ぶのに効率的です。 ⑤ 粗編すべての尺ができあがる前にエフェクトや色調整・テロップいれてしまう人もいるかもしれませんが、効率がよくありませんし、修正するときにテロップを消してしまったなんてミスが起こらないとも限りません。 まずは、いっさいのエフェクトをせず、場合によってはインサート映像も入れずに、1回粗編集をすることをおすすめします。 そこで、全体の流れを確認して、修正を行い、それからエフェクトやテロップを入れていくとタイパがよいでしょう。 ⑥ 物事を大づかみに考える仕事に時間の掛かる人は、細かいことが気になって前に進めないことが多いです。 まずは、いろいろ細かい気になるところがあっても、「エイヤー」と作業していくことをおすすめします。 その際、作品を大づかみに捉えることが重要です。 よく「木を見て森を見ない」という言葉がありますが、常にその言葉を頭に入れておきましょう。 今、見ているのは木なのか、森なのか、作っていると分からなくなってしまうかも知れませんが、森を見る訓練は必要です。 ⑦ 仕事の流れを覚える編集に時間の掛かる人は、そもそも仕事の流れが分かっていないことが多いです。 編集準備→粗編→エフェクト・字幕→音楽→チェック というのが、私の動画編集をするときの流れです。 ただ、これが正解ではありません。 自分なりのやりやすい、タイパが一番よく、クオリティが上がる流れを見つけ出すことが重要です。
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動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。 現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 今回は、『動画企画の3T』というテーマでお話しした YouTube動画をアップロードしましたのでご案内します。 動画クリエイターの醍醐味の一つが、自分の好きなことを動画として表現できることではないでしょうか。 ただ、仕事として動画制作をする以上は、好き勝手に作ることはできません。 「こんな動画を作りたい」というクライアントからの依頼があり制作するのです。 「いや、このジャンルはあまり知らないから請けられません」 と突っぱねてしまうと仕事の幅も広がりません。 どのようにして、動画の企画と向き合えばよいのか。 それには、3つのTが必要だと私は考えました。 その3つのTとは… 是非、動画をご覧ください。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。
現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 今回は、『動画撮影』についてお話しします。 1人1台スマホを持っている時代になり、いつでも誰でも動画を撮影出来るようになりました。 ただ、どうやって撮影すればよいかについては分かっているようで分かっていない人も多いのではないでしょうか? そこで今日は、撮影についての『基本の“キ”』について詳しくお話ししたいと思います。 ズーム・パンの多用は禁物 【パン】 カメラが苦手な人がよくやりがちなのが、カメラを動かしすぎるということです。 カメラを横に動かすことをパンと言いますが、やたらにパンをする人がいます。 パンをしてはいけないということでは全くないのですが、パンをすることで以下のようなデメリットがあることも頭の中に入れておく必要があります。 ①ゆっくりすぎると、時間が掛かりすぎる。 →見ていると退屈に感じる ②ハンディ(手持ち)でパンをすると、ブレブレになる。 →見ていて気持ち悪くなる ③パンが速すぎると、何が映っているか分からない。 安易にパンすることだけを考えず、広いサイズを撮影して、続いて狭いサイズを撮影、2つの映像を編集して組み合わせるなど、他の方法も視野に入れて撮影するとよいです。 【ズーム】 ズームについても同様です。 スマホなどでピンチアウトすると簡単にズームできますが、ズームするデメリットもあります。 ①画質が落ちる →スマホなどはデジタルズームといってレンズでズームしているわけではなく、モニターを拡大するようにズームしているので画質が落ちます ②ぶれる →手ぶれ補正でかなりブレが少なくなったとはいえ、ズームをするとそれだけブレも大きくなります ③落ち着かない →テレビでよくみられるズームはカメラマンが滑らかにズームしているのでよいですが、スマホなどですとどうしても急にズームしたようになり落ち尽きのない映像になりがちです 被写体や撮影条件にもよりますがズームではなく、近づいて撮影できないか検討しましょう。被写体に近い方が、画質もきれいですし、よりよい映像が撮影できることが多いです。 太陽はどこにある? 外で撮影する場合は、常に太陽がどこにあるか考えながら撮影しましょう。 被写体が太陽を背にすると、逆光になり顔が黒くなってしまいます。 逆光が絶対にダメというわけではありませんが、逆光になると撮影しづらいということが分かることが大切です。 一番は、太陽の位置を全く気にせず撮影して、結果、あまりよい映像が撮影できなかったという事態は避けたいものです。 音声を軽視する傾向 撮影のとき、絵ばかり気にしていて、音声が軽視されがちです。 私が思うに、動画撮影で最も気をつけなければならないのが「音声」だと思っています。 音声で作品の質が大きく左右します。 魅力的な映像を撮影しても、音質が悪い作品は視聴者が動画を見ない恐れがあります。 スマホ撮影の場合、カメラの近くにマイクが設置されています。 カメラに近い位置で話せばクリアに音が入りますが、 カメラを別のところに向けると、音が入らなくなります。 場合によっては、外部マイクを使用することをおすすめします。 また、人が画面の中で話すシーンがなければ、 編集でナレーションを入れたり、撮影時に音だけ収録して別の映像に差し込むなど工夫するとよいでしょう。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。
現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 最近では、webライターの方が動画編集にチャレンジする、というケースも増えてきました。 私自身、もともとディレクターですが、15年ほど前から執筆もはじめ、 今では、売上の3割程度がライティングになっています。 2つの仕事をしている立場から、それぞれの違いと共通点についてお話ししたいと思います。 共通点① 文章力ライターが文章力を求められるのは言わずもがななので割愛します。 では、動画クリエイターはどうか。 あくまで、私が歩んできたテレビの世界で言うと、ディレクターとして続けられるか否かの分水嶺になるのは、 台本を「書ける」「書けない」かでした。 テレビの世界を夢見て働き始めた人に対して最初に立ちはだかるのが、原稿が書けるかどうかでした。 つまり、「書く」ということは、動画制作についても極めて重要だということです。 今は、動画編集専門の職種が増えてきました。 ですから、昔ほど「書く」ことは必須条件でなくなってきていると思います。 ただ、内容を要約して適切な文言のテロップ原稿を作成するというのは、国語力の要する作業です。 動画編集においても、文章力は無縁ではありません。 ただ、どの程度の文章力が必要かというと、いわゆる文学作品を書けるほどの表現力や流麗な文章は必要ないと思ってます。 むしろ、言いたいことを適切な表現で端的に言葉にするチカラが求められます。 一番大切なのは、何を思うかです。 そして、思ったことをどの程度言葉にできるか、言語化能力が問われるのです。 最低限の文章力というのは、バスのチケットに例えています。 チケットを持っていないと、そのバスに乗ることすらできない。 それは現実です。 ただ、チケットを持っている人は、意外と多いのではないかと思っています。 違う点① 文章のセンテンス動画の場合は耳で聴くので、1つの文章にいろんな意味を含んでしまうと理解してもらえません。 1センテンスを短くして、原則1つの文章に1つの意味を持つようにしています。 記事の場合も、1つの文章に様々な意味を含んでしまうのは好ましくありませんが、動画ほどシビアではありません。 むしろ、センテンスを細かく分けず、一文で語りきることも重要な要素です。 さらに、耳で聴くという意味では、動画の方がよりわかりやすく平易な言葉が求められます。 例えば今、「平易」と書きましたが、動画では「平易」という言葉は聞きづらので、 「簡単な」という言葉を選ぶ、など言葉選びが少し変わってきます。 ただ、これらの文章論は答えのある話ではなく、あくまで私が経験してきた中で得た知見から申し上げているものです。 コンテンツごとに求められる文章は変わってきます。なぜなら、記事を読む対象や視聴対象が変わってくるからです。 これらの原則は必ず守らなければならないというものではありません。 しかし、原則を知っておくと崩すときにも違ってきます。 原則を理解した上で、確信犯的に崩していく、これが長く表現の世界で生きていくコツだと私は思います。 共通点② 構成力ライターと動画クリエイターともに求められるのが構成力です。 1つの記事、動画をきれいな流れで構成していく力は必須で求められる技術です。 いかに組み立てれば、興味を抱き、わかりやすいかを考えるのは、記事も動画も基本的には同じだと思います。 違う点② 絵の力動画の構成において、論理が重要な話をした後で恐縮ですが、動画の場合、論理を超えて考えなければいけない時があります。 それは、絵に力があるときです。 力のある絵は論理を超えます。 5年ほど前に、NHKで大分の車いすマラソン大会を取材しました。 ブラジルの選手が地元のそば屋さんでサンバの歌を歌うシーンがありました。 実は論理的に考えるとそのシーンは構成しづらかったのです。しかし、とてもよいシーンなので、このシーンを効果的に組み込めるように構成し直したという経験があります。 こうした経験は、ライティングではありませんので、動画ならではだと思います。 今日は、動画クリエイターとライター 違いと共通点についてお話ししました。 それぞれ違いもありますが、コンテンツを作るという意味で共通しているところも多いと私は思います。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。
現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 動画編集をするときに、テンプレートを使うことはありませんか? フィモーラなど、動画編集ソフトでは標準で優れたテンプレートが使用できます。 このテンプレートを使うと簡単にかっこいいおしゃれな動画を作ることができます。 しかし、使い方を間違えると、諸刃の剣になりかねません。 テンプレートが有効な案件①オープニング動画のオープニングには、派手なエフェクトの見栄えがする演出が要求されることがあります。 そんなときは、テンプレートを活用するのも一つの選択肢です。 ただし、派手ならばよいというわけではありません。動画のコンセプトに合うテンプレートを選択する必要があります。 クライアントから、「なんで、このオープニングにしたの?」と聞かれたときに、きちんと答えられるものを選びましょう。 ②結婚式結婚式やクリスマスなどのイベントものは、定型が決まっていてテンプレートの数も多いので上手に利用すると、効率的によい動画が制作できると思います。 ③スライドショー動画や静止画が流れていく、スライドショーもテンプレートとの相性がよいです。 テンプレートに頼らなくてもよい人はあまりいない今、ほとんどの動画クリエイターがテンプレートを使用しています。 私も、その1人です。 同じものをゼロからAfterEffectなどで作成すると、膨大な時間がかかりますし、テンプレートと同じクオリティのものはなかなかできません。 もちろん、AfterEffectでゼロから作れるスキルがあり、デザイン力や映像の構成力で勝負できる方は、無理にテンプレートを使用する必要はありません。 しかし、その数は決して多くないという現状を私は隠しません。 テンプレートの使い方テンプレートを使えば、素晴らしいものが作れるかと言えばそうではありません。 適切なものを選び必要に応じて加工したり、他の動画と混ぜ合わせたり工夫が必要です。 テンプレートは有効な手段です。 ただ、言い方を変えると、「手段」でしかないということです。 派手なエフェクトに頼りすぎて構成をおろそかにしていると、本末転倒です。 動画には、動画の果たす役割・使命があります。 その使命を果たすために最善の策を選び、一つの形にするのが動画編集です。 「派手に見栄え良くつくればいいだろう」 とは、決して思わないでください。 クライアントから、その要望があったとしても、“さらに…”を考えることが必要だと私は思うのです。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。 現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 動画編集において、時間が掛かる作業としてテロップ(文字を入れる)ではないでしょうか。 そこで、今回は「テロップ」作業について取り上げたいと思います。 基本はコピペ まず、テロップの作業するときに私が心がけているのが、直接手打ちで入力しないであらかじめワードなどに入力しておいたテキストをコピペして使うようにしています。 理由は2つ。 1つは操作上の問題です。 入力するときには、かな入力をしなければなりませんが、PremiereProを操作するとき、ショートカットなどは英字入力にしなければなりません。この切り替えは数が多くなるほどストレスになります。 2つめは、入力ミスをなくすということです。 テロップの作業は、『入力』→『デザイン』→『レイアウト・配置』この3つの要素があります。 デザインとレイアウト・配置などに気を取られていると、どうしても入力作業が疎かになり、文字校正しきれないところがあります。 正確性を担保するためにも入力作業とテロップデザインなどの作業は切り離した方がよいです。 マスタースタイル例えばテキストの色を別の色に変更したい場合、全ての色を一つ一つ直したのでは、大変時間が掛かってしまいます。 そこで使えるのが、マスタースタイルという機能。 シーケンスに置いてある右のクリップのスタイルを左のクリップにも適用する作業を紹介します。 まず、テキストのクリップ(右のクリップ)を選択して、エッセンシャルグラフィクスパネルのスタイルから「スタイルを作成」を選択します。 分かりやすい名前をつけます。 すると、プロジェクトパネル内に新しく作成した「テキストスタイル」のアイコンができます。 こちらを、変更したいクリップにドロップ&ドロップします。
すると、右のクリップと同じ書体、スタイルに変更できます。 今日はテロップ作業の時短術について、簡単にご紹介しました。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。 現役テレビディレクターとして、最近ではNHKの医療番組なども作っています。 ここでは、動画制作に関する様々な話題を取り上げていますが、 今回は、『フリーランスへの道 絶対に必要なスキル ディレクション力』と題して、YouTubeチャンネルでお話ししています。 動画編集を入り口にして、たくさんの方が動画の仕事をするようになっていますが、仕事の幅を広げようとすると、壁にぶつかってしまうという人も少なくありません。 その主な要因は、単価の低さです。 クラウドソーシングは、初期の実績づくりにはよいですが、高単価のお仕事はあまりありません。 仕事の単価を上げるためには、企業案件を請けられる力が必要です。 そのためにどうしたらよいか、詳しくは動画をご覧ください。 動画スクールPAVIOSの講師をしている、大林です。
この度、動画スクール PAVIOS Lightをリリースしましたので皆さまにご報告いたします。 対象は、動画編集超初心者の方です。 「趣味で動画編集をはじめたい」 「会社で導入を検討しているので試してみたい」 「副業をはじめようと思っている」 「学校で動画編集をするので学びたい」 など、様々なニーズの方にご利用頂きたいです。 <PAVIOS Light 概要> 【受講回数】 1回 【受講形式】 対面型 【定員】 1クラス4名 【料金】 3万円(税別) 【有料オプション】 講座修了後 2か月間メール相談 (2万円・税別) 【場所】 MA-TO(マート) JR中央線 東小金井駅 北口より徒歩6分 最大の特長は、教室でパソコンとプロ仕様の編集ソフトPremiereProをご用意しているので手ぶらで受講できるというところです。 カリキュラムを簡単にご紹介します。 ■Premiereの基本操作方法(1時間30分) 前半は動画編集の基礎を学びます。 編集ソフトの仕組みから学ぶ事が出来ます。 さらに、ソフトを立ち上げてツールの機能やパネルの名称などを教えます。 ■カット編集(1時間30分) 後半は実際にワークをしながら、学んでいきます。 目標はカット編集までできるようになることです。 進捗状況に合わせて、テロップやナレーションなどお時間の許す限り応用編も教えます。 動画制作の入り口として、このサービスは最適だと思いますので是非、ご活用ください。
映像ディレクターで
株式会社パステックの代表 大林基(おおばやし・はじめ)です。 これまで25年、テレビ番組や企業PR動画を制作してきました。 近年は、NHKの医療番組の演出を中心に行っています。 そんな私が、この度、PAVIOS(パビオス)という動画スクールを開講することにしました。
https://jp-pasteque.com/lp/
PAVIOSでは、テレビ番組制作の中で培ったノウハウと演出メソッドを組み合わせたカリキュラムで、演出力を身につけた良質な動画クリエイターの育成を目指しています。
では、なぜそうしたスクールを開こうと思ったか その背景について3つお話しようと思います。 ① 動画の時代がやってくる! 長年、動画制作の仕事をしてきましたが、今ほど、変化を感じたことはありませんでした。 スマホが登場したことで、動画の制作環境、視聴環境が激変しました。 スマホでもかなり高画質な実写映像が撮影でき、そのまま無料の編集アプリを使って配信レベルの動画が制作できます。PCスペックも上がったことで高機能な編集ソフトが安価で、プロではなくても使えるようになっています。 今後、5Gによる通信の高速化・大容量化により、人々は4K・8Kといった高画質でリアリティーが高い動画もストレスなく見られるようになり、動画活用の機会がさらに増えます。 ② 動画編集者が激増 世の中に動画コンテンツが溢れるようになれば、当然、動画を制作する人も求められるようになります。動画編集スキルはプログラミングのように難しいスキルではなく、未経験でも1ヶ月ほど勉強すれば出来るようになります。今はYouTube上に無料の教材も多くありますので、学習コストをかけずにスキルを習得することができます。 ③ 動画編集オワコン問題 動画編集者の皆さんが最初の仕事として始めたのが、YouTubeの編集代行でした。しかし、YouTubeの編集代行は需要よりも供給の方が多く、単価はどんどん下がってきました。 YouTuberの多くは個人であり、YouTubeからの広告収入がほとんどないような方ばかりです。 月に数百万円以上を稼ぐ有名YouTuberであれば、撮影した動画編集者を雇う余裕があるかもしれません。ですが、ほとんどの方はそうではありません。 YouTubeの動画編集のほとんどはテロップ付けと不要な部分のカット。それをAIが自動でやってくれるのでわざわざ動画編集者にお金を払う必要がなくなってきてしまいました。 脱オワコンのためのスキル 『演出力』動画市場において、今後、ますます増えていくのが、「企業の広告・PR動画」です。 企業の動画制作は近年活発に制作されており、企業の魅力を発信する手段として活用されています。インターネットの普及により多くの人に知ってもらう機会が多くなった今は、重要視されつつあるのです。 お客さまが個人よりも、企業の方が安定していますので、より稼げる案件だと言えるでしょう。 しかし、企業案件を受注するためには、動画編集のスキルだけ上げても不十分だと私は考えています。 企業のビジネスの目的を理解した上で、その目的を達成するために必要な「デザイン・配色」「構成力」「どの素材を切り取るか」といった、総合的に動画を構成する『演出力』が求められるのです。 演出力はこれまで、個人のセンスによるところが大きく、学ぶことが難しいと考えられてきました。 しかし、私は現場の中で一定のメソッドがあり、それを伝える場所を創りたいという想いが募り、今回、スクールを開講することにしました。 PAVIOSでは、良質な動画を制作できるクリエイターを育成することで、良質なコンテンツが溢れる社会の実現を目指していきます。 あなたもPAVIOSで動画制作を学んで、多くの人々に喜びや感動を与える動画を創り出していきましょう。 |